私が大切にしていること②「寄り添う」

私がアスリートをサポートする中で、アスリートという一人の人間の幸せに寄り添うことを大切にしています。
なぜなら、アスリートは私たちと同じ人間だからです。

アスリートも私たちと同じように、家族との時間に癒されたり、友達と笑い合ったり、映画を観て泣いたり、温泉に入ってリラックスしたり、困ったときに助けてもらい嬉しい気持ちになったりします。

しかし、アスリートは憧れの存在として見られることが多いです。
その結果、本来一人の人間として幸せになれるはずの時間が、社会が作り上げた理想のアスリート像のために生きるアスリートをこれまでたくさん見てきました。

アスリートはスーパーマンではありません。
私たちと同じ人間です。

だからこそ、アスリートという一人の人間の幸せに寄り添うことを大切にしています。
もちろん、競技をしていく上で達成したい目標を実現するためのサポートも同じくらい大切にしています。
しかし、目標達成することを目的に競技をすることはありません。
あくまでも、目標達成とは、目標の先にある目的を果たすための手段に過ぎないのです。

一人の人間としての人生の目的とは何なのか。
その目的に向かって寄り添うことが、私が大切にしたいことです。

目標の先にある目的。
その目的を見つけ出し、アスリートと共に目指していく日々をこれからも歩んでいきたいです。

スポーツメンタルコーチ加藤優輝
Deportare Design代表
Deportare Design代表。6歳から22歳までプロサッカー選手を目指していたが、燃え尽き症候群により競技を嫌いになり、結果プロになれずに現役引退。 その後、人命に関われる仕事に魅力を感じ、消防士になる。 消防士として社会貢献していく中で、夢や目標に向かっている人をサポートしたいという思いが沸き起こり消防を退職。 退職後、自分自身が燃え尽き症候群になってしまった原因を解明すべく、脳と心の仕組み・スポーツ科学、EQなどについて学ぶ。 その後、サッカー元日本代表でもあるカレンロバートの専属サポート。現在は、プロ野球選手(NPB)やプロサッカー選手(Jリーグ)、プロサーファー、プロゴルファー、実業団選手を始めとする、トップアスリートから本気でプロを目指すアスリートを中心にメンタルのサポートをしている。 すべての人が自分自身の可能性を信じて生きていける社会にすることが人生のテーマ。
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