勝負強いアスリートに共通すること

多くのトップアスリートをサポートしていく中で、ここぞという場面で結果を残すようなアスリートを見てきました。
勝負強いアスリートに共通することについて、心理学的根拠をもとにお伝えします。

自己信念と自己効力感

自己信念と自己効力感は、勝負強いアスリートに共通する重要な心理学的要素です。自己信念は、自分の能力や価値に対する信じ方を表し、自己効力感は、自分が目標を達成する能力を持っているという確信です。これらの要素が強いアスリートは、困難な状況でも自信を持ち、最善を尽くすことができます。

②ストレス管理と集中力

勝負強いアスリートは、ストレス管理と集中力にも優れています。ストレスは競技中に不可避な要素ですが、そのストレスを適切に管理し、ポジティブな意識を維持することが重要です。また、集中力が高いアスリートは、外部の要因に左右されず、目標に向かって集中できるため、競技中のパフォーマンスが安定します。

③ポジティブな心構えと成長マインドセット

勝負強いアスリートは、ポジティブな心構えと成長マインドセットを持っています。彼らは失敗や挫折を機会と捉え、そこから学び成長する姿勢を持っています。また、ポジティブな考え方によって、自己効力感や自己信念を高め、パフォーマンスにポジティブな影響を与えます。

④チームワークとリーダーシップ

勝負強いアスリートは、チームワークとリーダーシップ能力も備えています。彼らはチーム全体の成功に貢献することを重視し、チームメイトとの良好な関係を築きます。また、リーダーシップ能力を持っており、チームを鼓舞し、励まし合うことで、全体のモチベーションを高めます

⑤継続的なトレーニングと向上心

最後に、勝負強いアスリートは継続的なトレーニングと向上心を持っています。彼らは常に自己を高めるために努力し、限界に挑戦します。このような姿勢によって、彼らは競技力を向上させ、常にベストを尽くすことができます。

これらの心理学的要素が集まって、勝負強いアスリートが生まれるのです。彼らは自己信念を持ち、ストレスを管理し、ポジティブな姿勢でチームと協力し、常に向上心を持ってトレーニングを続けます。これが彼らが競技で成功し、優れたパフォーマンスを発揮する秘訣なのです。

スポーツメンタルコーチ加藤優輝
Deportare Design代表
Deportare Design代表。6歳から22歳までプロサッカー選手を目指していたが、燃え尽き症候群により競技を嫌いになり、結果プロになれずに現役引退。 その後、人命に関われる仕事に魅力を感じ、消防士になる。 消防士として社会貢献していく中で、夢や目標に向かっている人をサポートしたいという思いが沸き起こり消防を退職。 退職後、自分自身が燃え尽き症候群になってしまった原因を解明すべく、脳と心の仕組み・スポーツ科学、EQなどについて学ぶ。 その後、サッカー元日本代表でもあるカレンロバートの専属サポート。現在は、プロ野球選手(NPB)やプロサッカー選手(Jリーグ)、プロサーファー、プロゴルファー、実業団選手を始めとする、トップアスリートから本気でプロを目指すアスリートを中心にメンタルのサポートをしている。 すべての人が自分自身の可能性を信じて生きていける社会にすることが人生のテーマ。

私がスポーツメンタルコーチになった理由

私はプロサッカー選手になるはずだった。小学校のころから夢はサッカー選手。中学生になっても高校生になっても大学生になっても、夢は変わらずサッカー選手。そんな私は、身長170㎝でゴールキーパーをしていた…>>続きはこちらから

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