大事な試合でいつも緊張してしまい、自分のプレーが発揮できないアスリートへ

あなたは今、
明日の試合に向けて、
どんな気持ちで過ごしているでしょうか?

きっと、
絶対に実現したい夢や目標に繋がる大事な試合や、
今後の競技人生に大きな影響を与えるような試合に向けて、
誰よりも試合のことだけを考えて、
徹底した準備をして過ごしているのではないでしょうか?

「この試合で勝てば世界一だ」

「プロアスリートとしてのデビュー戦、絶対に結果を残す」

「海外のサッカークラブ関係者が注目している試合だ」

「ここで活躍すれば、海外移籍が現実になるかもしれない」

などといった、
今後の競技人生を左右するような大事な試合を前に、
モチベーションも高まり、
今を過ごしていることでしょう。

しかし一方で、
これまでの大事な試合でのパフォーマンスを振り返ると、

「緊張し過ぎていつものプレーができない」

「足がフワフワして落ち着かない」

「体が震えて力が入らない」

「周りの状況を落ち着いて見れなくなる」

などといった緊張感に縛られながら、
本来持っているはずのパフォーマンスを発揮できずに試合が終わり、
この悔しさに一人涙した経験があるアスリートもいるのではないでしょうか?

この試合で結果を出すために、
あれだけ準備してきたはずなのに。

練習では、
あれだけのいいパフォーマンスを発揮できてるのに。

大事な試合になると、
どうしていつもこうなってしまうのだろう。

気づけば、
大事な試合のたびに、
この緊張感に悩まされるように。

もっと練習でできてることを、
大事な試合でもしっかりと発揮したいと。

実は私も、
練習ではいいパフォーマンスを発揮できるような選手でした。

ずっとプロサッカー選手を目指して競技をしていて、
ポジションはゴールキーパーでした。

所属していたチームのゴールキーパーには、
世代別の日本代表経験のある選手など、
たくさんの上手い選手たちがいましたが、
引けを取らないくらい自分もやれていると、
自信を持ってプレーができていました。

このプレーが試合でもできれば、
もっと高いレベルにいけるはず。

そう信じて、
日々競技と向き合っていました。

大事な試合が近づくにつれて、
モチベーションも自然と高まり、
より一層、
競技への想いが強くなっていたことを思い出します。

そんな試合の前日は、
練習でのコンディション調整はもちろんのこと、
食事・睡眠・体のリカバリーなど、
準備の質を高めることを徹底的に大切にしていました。

試合に向けてやれることは全てやれた。

そんな気持ちで試合の当日を迎えることもできていましたし、
まさしく「あとは試合をするだけ」
そんな状態でした。

しかし試合の開始時間が近づいてくると、
体に異変が起こります。

特に試合の重要度が高くなればなるほど、
その異変は顕著に起こりました。

その異変とは、
緊張し過ぎてしまうということでした。

そして、
大事な試合が終わるたびに、
「どうしていつも通りのプレーができないんだろう」
という悔しさで涙を流してきました。

しかし、
その緊張を克服することはできずに、
大事な試合になると緊張し過ぎるの繰り返しでした。

気がついた頃には、
“自分は大事な試合に弱い選手”というレッテルを貼るようになってしまいました。

プロサッカー選手になって活躍していくためには、
この緊張感を克服することは必要なことでした。

しかし当時の私は、
この緊張感の克服の仕方を知ることができませんでした。

インターネットなどで検索しても、
「緊張したら〇〇する」などが出てくるくらいで、
実際にやっても緊張が取り除かれなかったのです。

結局のところ、
大事な試合での緊張を克服することはできずに、
プロサッカー選手になれずに現役引退を迎えてしまいました。

今でもふとしたときに、
当時のことを思い返します。

「もしあのとき練習のときのようなプレーができていたら、どんな競技人生になっていたのだろうか」と。

一方で、
スポーツメンタルコーチの視点で当時を振り返ってみると、
向き合うべきポイントがずれていたなと感じます。

ずばり、
本来私が向き合うべきポイントだったのは、
緊張を取り除こうとするのではなく、
緊張してしまう原因を突き止めて、
その原因を根本的に改善していくことだったのです。

ではどうして、
当時の私はそのことについて、
向き合うことができなかったのでしょうか?

それは、
私にとっての緊張は、
何かしらの対処をすることで、
取り除くことができるものと信じていたからです

私が行なっているスポーツメンタルコーチングでは、
この信じていることを思い込みと言います。

つまり、
緊張は取り除けるものと、
心の底から思い込んでいたと言えます。

心の底から思い込んでいれば、
それ以外の情報を見つけることはできませんし、
その思い込んでいることをやり続けてしまいます。

その結果、
負のループに陥ってしまい、
その現状を乗り越えることが困難になってしまうのです。

ちなみにこれは認知心理学で、
確証バイアスといいます。

この確証バイアスですが、
自分がすでに信じていることを裏付ける情報ばかりを探し、
それに反する情報を無視してしまう認知バイアスの一つです。

つまり当時の私は、
緊張は取り除くものという思い込みを正当化するために、
取り除くための方法を必死になって探していただけなのです。

このような思い込みですが、
どんなアスリートであっても陥ってしまうことがあります。

大事な試合前に、
緊張し過ぎて思うようなプレーができないのも、
この思い込みによって生まれている可能性が高いです。

だからこそ、
どうして緊張し過ぎてしまうのかを明確にし、
緊張してしまう根本的な原因を改善していくことが大切になるのです。

しかし、
この思い込みの厄介なところとして、
自分一人の力で気づくことが難しい点です。

なぜなら、
その思い込みは無意識レベルで信じていることになるので、
その無意識に気づくためには、
自分以外から得られる、

何かしらのきっかけが必要になるからです。

だからこそ、
私のようなスポーツメンタルコーチが存在しています。

大事な試合で結果を出すために、
日々の苦しい練習を乗り越えてきた。

これでもかというくらい、
徹底的に準備をしてきた。

それなのに、
本来持っているはずのパフォーマンスを発揮することができずに、
試合が終わってしまうのは、
いくら悔やんでも悔やみきれません。

ましてや、
その大事な試合というのは、
競技人生の中で何度もあるものではありません。

もしかしたら、
その試合の結果次第では、
夢や目標が現実になるかもしれません。

私はあなたが、
限りある大事な試合で、
本来持っているパフォーマンスが発揮されて、
望んでいる結果を手に入れてほしい。

心からそう思っています。

私は大事な試合で緊張し過ぎて結果を出せませんでした。

何度も何度も、
悔し涙を流してきました。

そして、
夢や目標を実現できずに、
現役引退を迎えました。

本気で競技に取り組むあなたが、
緊張で本来のプレーができずに、
試合を終わらせたくない。

その結果、
夢や目標を実現できずに、
現役引退を迎えてほしくない。

だからこそ、
スポーツメンタルコーチとして、
アスリートのメンタルをサポートをしています。

アスリートが大事な試合で、
最高のパフォーマンスを発揮できるように、
メンタルという角度からアプローチしているのです。

もしこれまで悩まされていた、
緊張し過ぎるということを、

克服することができたらいかがでしょうか?

次の大事な試合で、
どんなプレーをしている自分自身が想像できるでしょうか?

緊張し過ぎてしまって、
本来のプレーができなくて悔しさを感じているのなら、
その緊張を取り除こうとするのではなく、
緊張し過ぎてしまう原因を特定して改善していくことが大切です。

あなたにとっての大事な試合が、
最高のパフォーマンスを発揮できる場であるようにと願いを込めて。


スポーツメンタルコーチ加藤優輝
Deportare Design代表
Deportare Design代表。6歳から22歳までプロサッカー選手を目指していたが、燃え尽き症候群により競技を嫌いになり、結果プロになれずに現役引退。 その後、人命に関われる仕事に魅力を感じ、消防士になる。 消防士として社会貢献していく中で、夢や目標に向かっている人をサポートしたいという思いが沸き起こり消防を退職。 退職後、自分自身が燃え尽き症候群になってしまった原因を解明すべく、脳と心の仕組み・スポーツ科学、EQなどについて学ぶ。 その後、サッカー元日本代表でもあるカレンロバートの専属サポート。現在は、プロ野球選手(NPB)やプロサッカー選手(Jリーグ)、プロサーファー、プロゴルファー、実業団選手を始めとする、トップアスリートから本気でプロを目指すアスリートを中心にメンタルのサポートをしている。 すべての人が自分自身の可能性を信じて生きていける社会にすることが人生のテーマ。

私がスポーツメンタルコーチになった理由

私はプロサッカー選手になるはずだった。小学校のころから夢はサッカー選手。中学生になっても高校生になっても大学生になっても、夢は変わらずサッカー選手。そんな私は、身長170㎝でゴールキーパーをしていた…>>続きはこちらから

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